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2025-09-10 | カテゴリ: 予約システム

EFFY予約システムを使ってほしいターゲット

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美容業界に広がる二極化

世の中では高品質・高価格を重視する層と、低価格・効率重視の層へと二極化が進んでいます。小売業でいえば専門店と100円ショップの対比がその典型例です。美容業界も同様で、品質やブランドの世界観で差別化できないサロンは厳しい経営を強いられています。特に2024年には美容室の倒産件数が過去最多となり、2025年1~8月には前年同期(139件)を上回る157件に達しています(帝国データバンク)。背景には物価高や人材不足の深刻化があります。 また、理容室についても若年層の男性客が美容室へ流れる傾向があり、店舗数は減少傾向です。さらに高齢化したオーナーが近隣客のみを相手に細々と経営するケースも増えています。

EFFY予約システムの市場における立ち位置

こうした状況の中で、弊社の予約システムをどのようなターゲットに、どのようにアピールしていくかは常に自問しています。大きく分けると、以下の3つのポイントがあると考えています。 IT化の流れ 「脱ホットペッパー」への期待 経済情勢への対応 これらの要素を踏まえつつ、EFFY予約システムがどこに活路を見出すかを考察していきます。

IT化の波とサロン経営

今や人々はスマートフォン中心の生活を送っており、予約も「電話が主流」という状況は違和感を持たれるようになっています。サロンにおいて予約システムは、電話対応業務の削減や予約ミス防止など経営上のメリットが大きく、お客様にとっても24時間いつでも予約できる利便性があります。 もっとも、高齢の経営者には操作や初期設定への抵抗感が残る場合がありますが、比較的若い経営者や後継者が存在するサロンでは導入の余地が大きいことも事実です。全国に約11万軒あるとされる理容室の中で、ホットペッパーや予約システムをまだ利用していない店舗は数万軒レベルで存在すると見込まれます。27万軒ある美容室でも同様のサロンはまだまだ数多いでしょう。 なお、IT化やネット予約サービスの普及については、美容室と理容室で状況が大きく異なります。美容室の場合、首都圏を中心にホットペッパー等の大手集客サイトや予約システムの導入は一般的となりつつありますが、理容室ではまだまだ電話や対面予約が中心の店舗が多いのが実情です。そのため、理容室ではIT化やオンライン予約の余地が大きく、未導入サロンの割合が高いと考えられます また、ここ数年では「スペースを借りて個人で営業するフリーランス美容師」も増えており、こうした働き方にも柔軟に対応できる予約システムのニーズが高まっています。弊社システムが狙うべきはこのような層だと考えられます。

「脱ホットペッパー」という選択肢

ホットペッパーは強力な集客力を持つ一方で、掲載料金は地域やプランによって異なるものの、実際には月額3万円〜7万円ほどが一般的で、都市部の上位プランでは月額30万円を超える例も見られます。加えて、売上に応じた手数料が発生するケースや、年間契約が主流で途中解約時の返金が認められない、といった厳しい契約条件も特徴的です。 そのため、費用対効果に疑問を感じながらも「簡単には抜けられない」と感じる経営者は少なくありません。新規客の獲得には寄与するものの、値下げ競争や高い広告費によって「利益が思うように残らない」「経営が安定しづらい」との声も業界内でたびたび聞かれるようになりました。 こうした現状を受け、ホットペッパーは「初回集客のきっかけ」と割り切り、リピート獲得は自社予約システムでしっかり囲い込む、といった経営戦略が広がっています。EFFYはこのような時代の流れに合致したシステムです。

経済的不安とサロン選び

現在の経済状況の悪化は、美容室や理容室の経営を直撃しています。倒産件数の増加はその象徴的な現象です。 サロンに足を運ぶ顧客の多くは、元々「近所」「料金が手頃」「慣れていて安心できる」という理由で選んできました。 一方、ホットペッパーはポイントや割引で新規客を集めやすい一方、サロンにとってそれは長期の顧客獲得にはつながりにくい側面があります。そのため「独自の予約システムを導入して常連客を囲い込む」という戦略は、経営を安定させるためにもますます重要になってきています。EFFYのようなシステムは、自由な集客活動をサポートできる点で強みを持っているといえます。

弊社システムと今後の展望

以上を踏まえると、弊社予約システムはまだ多くの潜在市場にアプローチできる余地があります。私自身もAIとの協働で効率的なシステム開発・サポート体制を構築し、リモートで営業力を強化する取り組みを進めています。 これからは、このような可能性を理解してもらって、共に販路拡大に取り組んでいただけるパートナーを増やしていきたいと考えています。

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